アカオニガゼ

Astropyga radiata (Leske, 1778) アカオニガゼ
棘皮動物門 – ウニ/海胆綱 – Euechinoidea亜綱 – Acroechinoidea下綱 – ガンガゼ目 – ガンガゼ科 – アカオニガゼ属

日本に生息するガンガゼ類の中で最も大きくなる種であり、殻の直径は20cmに達します。殻は薄く扁平で押すとベコベコしています。間歩帯の裸状帯が鮮明な赤色をしており、鮮やかな青色の斑紋もあります。高知県西部海域では砂地から砂礫底にみられることが多く、冬場に深場から上がってきます。センネンダイの幼魚がついていることがあるので、写真派はダイバーにも人気の生き物です。(中地 シュウ)

アカオニガゼ;高知県幡多郡大月町竜ケ迫白崎の浜;撮影:中地シュウ

<参考文献>
Lane, D. J. W., Marsh, L. M., Spiegel, D. V. and F. W. E. Rowe (2000) Echinoderm fauna of the South China Sea: an inventory and analysis of distribution patterns. The Raffles Bulletin of Zoology, Supplements 8, 459-493. 

Shigei, M. (1995) Echinoidea. In: Nishimura, S. (ed.), Guide to Seashore Animals of Japan with Color Pictures and Keys, vol. II. Hoikusha, Osaka, 538-552 (in Japanese).

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